口腔の乾燥がもたらす口臭原因

口腔の乾燥が口臭の原因に

 

口腔の不衛生が口臭患者のおよそ8割を占めることは前頁で解説しましたが、

その中でも「口腔の乾燥」は口臭患者の多くが持っている原因の一つです。

 

なぜ口の中が乾燥するかを知ろう

 

そもそも、口の中が乾燥するというのは何が原因なのか。

 

通常口の中は「唾液」が分泌することによって常に潤っています。

 

しかし、そこに何かしらの悪影響があると、
唾液の分泌量が抑えられて、
口腔が乾燥してしまうのです。

 

では、その悪影響とはどんな原因があるのでしょうか。

 

口呼吸は最大の乾燥原因

 

数年前からテレビなどでも取り上げられて問題になっているのが口呼吸です。
本来は鼻で息を吸って、口で息を吐くのが理想ですが、鼻が詰まっていたり炎症を起こしていると、鼻で十分な酸素を吸引できなく口を開いて呼吸します。

 

これが口呼吸です。

 

朝目覚めたときに、口の中がねばねばしていたり、
自分でも分かるくらい不快な口臭をはなっている人は口呼吸とみて間違いありません。

 

就寝時間5時間から8時間ずっと口を開けて呼吸しているのです。
口の中は乾燥しきっていますし、細菌も繁殖しています。
このことから、朝起きたばかりの口臭は1日の内でもっともきつい匂いと言ってもいいでしょう。

 

よくこの対策に「寝起きに一杯水を飲む」のが効果的と言われています。
しかし、気を付けて頂きたい点があります。

 

寝起き直後に水を飲んでしまうと、口の中の細菌までも飲みこんでしまうため体調不良を引き起こしてしまいます。水を飲む際は、「歯磨きをした後で水を飲む」ということに気を配ってください。

 

飲酒、喫煙

 

アルコールの飲酒、煙草の喫煙はともに口腔を乾燥させます。

 

特に喫煙は高温度の煙を口から吸い肺にためるので、唾液も乾燥してしまうのです。
煙草を吸ったあとやお酒を飲んだあとに喉が渇くのはそのためです。

 

また、アルコール、煙草はともに特有の匂いもありますし、
摂取している当事者にはあまりその実感がありません。

 

しかし、どちらも嫌悪者はたくさんいますので、
女性に嫌われないためにも極力控えるのが無難でしょう。

 

空腹

 

空腹時は唾液の分泌量が減少します。
女性の方はよく摂食ダイエットを行いますが、これは口臭にとっては逆効果です。

 

唾液の分泌は舌を動かすことで働きます。
つまり、食事中は舌と口を動かしていますので、たくさん唾液が分泌されることになります。

 

しかし、空腹の時はどうでしょう。口も舌も動かすことはありませんので、放っておくと唾液の分泌はなくなり、結果として口腔は乾燥してしまいます。

 

食後3時間くらいは唾液の分泌量も十分なので、口臭もあまりしません。
しかし、3時間後は唾液の分泌量が著しく減少して、喉の渇きや乾燥を訴えるようになります。

 

男性で摂食ダイエットをする方は少ないかと思いますが、
空腹のときはあえて間食をすることが口臭の予防に繋がることも覚えておいてください。

 

ドライマウスかどうかを疑おう

 

上記に挙げた原因はすべて口腔の乾燥に繋がりますが、
これらが慢性的に続くと、
「ドライマウス」と呼ばれ、唾液腺に異常がでてきます。

 

どんなに歯磨きを丹念に行っていてもドライマウスである限り、
虫歯、歯周病といった細菌による炎症も続きます。

 

人は1日に1.5リットル以上の水を摂取
しなければなりません。

 

この規定量以下の水の摂取が続くと口腔は乾燥を続け、
口臭も一向に治ることはないでしょう

 

また、
ドライマウスは上記に挙げた原因の他にも精神的ダメージを追っているときや加齢が原因の場合もあります。その中でも最も大きな原因は「薬の副作用」です。

 

抗生物質などを服用し続けることによって口の中が乾燥してしまいます。
薬の服用で口内炎ができやすいのもその原因の一つです。

 

ドライマウスの中には治療が必要な症状もありますので、
自分で改善を試みても治る傾向にない場合は医師に相談してみるのもいいかと思います。